- 試験日が迫っているにも拘わらず、十分な勉強時間をとれず焦っている
- 仕事や家庭の事情で、計画的に勉強が進められなかった
- 実際一夜漬けで合格した人の意見が聞きたい
一夜漬けで合格するのは、基本無理です。
一夜漬けで合格したと言っている人も、過去に簿記3級の勉強をした経験があります。
しかし明日明後日、試験で「どうすることも出来ないけど、最後のあがきで何とかしたい」という方に向けて勉強法を解説していきます。
当記事を読んだとて、一夜漬けの勉強で3級に合格はできません
しかし「最後まで頑張った」という「満足感」と「達成感」を得られる手助けになると思います。
一夜漬けで簿記3級に合格するのは極めて難しい3つの理由
- 理由1:範囲が広い
- 理由2:暗記問題ではないから
- 理由3:時間内に問題を解くスキルがない
理由1:範囲が広い
一夜漬けにしては、範囲が広すぎます。
例えるなら、数学や国語の教科書1冊分くらいあります。
ただ「数学や国語1冊ならテストでも、一夜漬けで何とかなったし行けるのでは」と勘違いはしないでいただきたい。
数学や国語は授業や宿題で触れています。少なからず勉強をしているので一夜漬けをするにしても前提知識があります。
まっさらな状態から教科書1冊分の内容を、1日でマスターするとなると無理があります。
理由2:暗記問題ではないから
簿記は、企業の取引を正確に記録し、財務諸表を作成するスキルを試す試験です。
したがって単なる暗記ではなく、取引の意味や影響を理解し、適切に応用する力が求められます。
試験問題は応用力が問われるため、各勘定科目や会計原則を深く理解していないと、正しい仕訳や計算ができません。
広い範囲の中から状況に応じた会計処理を、1日で出来るようになるのは至難の業です。
理由3:時間内に問題を解くスキルがない
簿記3級の試験は時間制限があり、限られた時間内に多くの問題を解かなければなりません。
事前に十分な練習を行っていないと、次のようなことが起こります。
- 1問1問に時間がかかってしまう
- 各問題の時間配分
- 自分の得意・不得意が分かっていない
一夜漬けでは、実践的なスキルを磨く時間が不足します。
したがって、試験時間内にすべての問題を解き終わることが、難しくなります。
一夜漬けする場合の勉強法
- 過去問や予想問題を解く
- 精算表 B/S P/Lの問題を重点的に解く
- 上二つを繰り返す
過去問や予想問題を解く
理由としては、出題傾向に慣れるためです。
どんな問題が出るのか慣れておくことで、
- 出題形式を理解できる
- 時間配分
- 解き方のコツ
上記の要素を、多少なりとも掴むが出来ます。
また、少ない過去問の量でコツをつかむためには「なぜ間違えたか」を理解し同じ問題を間違えないことが、非常に重要になります。
振り返りをしっかりしていきましょう。
精算表 B/S P/Lの問題を重点的に解く
簿記3級は、第1問「仕訳」第2問「補助簿や帳簿の記入」第3問に「精算表B/S、P/L」が出題されます。
したがって「精算表 B/S P/L」は後半部分の多くの配点が割り当てられています。ここで点数を取ることが出来れば合格に近づくことが出来ます。
また、勉強する過程で基本的な仕訳を何回もします。
結果、第1問のパートの対策も同時に出来るので、比較的効率的に勉強できていると思います。
上二つを繰り返す
時間内に問題を解く必要があるので、理解だけではだめです。
スラスラ解けるのが理想ですが、短期間では難しいので近づくつもりで同じ問題を繰り返し解きましょう。
結果、時間の感覚や仕訳を切る力を高めることが出来ます。
と言っても限界があります。
出来る範囲は限られているので、過去3回分など絞って勉強していくのがベターです。
一夜漬けは最終手段、コツコツ勉強しよう
ここまで勉強方法を書いてきましたが、基本的にはお勧めしません。
商業科や経理で働いている状況であれば例外ですが、1日しか勉強していないのはリスクが高すぎます。
試験月を決め逆算して、計画的に勉強していきましょう。
また一夜漬けの勉強法として書きましたが、計画的に勉強してきた人も最後の追い込みの方法として応用が出来ます。
不安があるなら、やってみる価値はあります
最後まで、頑張っていきましょう。
まとめ
今回は「一夜漬けで簿記3級に合格できるのか?難しい3つの理由と一夜漬けする場合の勉強法」というテーマで記事を書いていきました。
【一夜漬けで簿記3級に合格するのは極めて難しい3つの理由】
- 理由1:範囲が広い
- 理由2:暗記問題ではないから
- 理由3:時間内に問題を解くスキルがない
【一夜漬けする場合の勉強法】
- 過去問や予想問題を解く
- 精算表 B/S P/Lの問題を重点的に解く
- 上二つを繰り返す
繰り返しになりますが、一夜漬けは最終手段です。
基本的にはお勧めしません。コツコツ勉強していきましょう。
商業科や経理で働いている状況であれば例外ですが、1日しか勉強していないのはリスクが高すぎます。
試験月を決め逆算して、計画的に勉強していきましょう。
以上参考になればうれしいです。
最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました!
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