- 仕訳の問題を何度も間違える。
- 試算表の借方と貸方が一致しない。
- B/SやP/Lの項目が覚えられず混乱する
簿記3級の合格率は30%前後で、難しいです。
「簿記3級なんて簡単だろ」と舐めてかかると痛い目を見ます。
高校で商業科を先行していない限り、会社のお金の計算に触れることはありません。
したがって、初めて勉強する項目ばかりです。よほど頭がいい人を除いて苦戦するのは当然です。
記事を書いている私は、何とか1発で合格しましたが、71点(合格は70点)とギリギリでした。
ちなみに私は、小3~大学4年生まで野球をしていたので勉強とはかけ離れた生活を送っています。お世辞にも頭がいいとは言えません。
逆に、勉強とは無縁だった私でも、仕事をしながら合格できました。正しい学習をすれば可能性は十分にあります。
当記事では「あなたが簿記3級を理解できない理由」と「今後の対策」について解説します。
記事の内容を実践いただくことで、試験の合格率がぐっと上がります。
是非最後まで読んでください
簿記3級が理解できない本質的な3つの理由
- 基礎知識の不足
- 学習時間が確保できない
- モチベーション不足
基礎知識の不足
簿記3級が理解できない最大の理由は、基礎知識の不足です。
簿記の基本的な概念や用語の理解が不十分であると、学習全体に大きな影響を及ぼします。
例えば、
- 仕訳とは何か
- 借方と貸方の意味
- 勘定科目の役割
基本事項が理解できていないと
- 仕訳を行う際に正確な判断ができない。
- 問題を解く際に頻繁に立ち止まる
- 学習効率が著しく低下する
上記の様な弊害が起こります。
基礎が固まることで、応用問題や実践的な問題にもスムーズに取り組むことができます。
また、B/SやP/Lの構造を理解していないと、財務諸表を作成したり読み解いたりすることが困難になります。
学習時間が確保できない
「知っている」「出来る」は、全く違います。
例えば、減価償却
問題を解いていなければ「どちらが減価償却費で減価償却累計額だったかな」という状態になります。
出来る状態にするには、繰り返し学習するしかありません。
しかし、学習時間が確保できなければ、身に付きません。
3級の合格に必要な学習時間は50~100時間以上と言われます。3か月で合格を目指すと、1日1時間以上は必要です。
この時間を確保できているでしょうか。
モチベーション不足
- 急な仕事が入ってしまって、、、
- 無理難題を押し付けられて、、、、
- 飲み会で二日酔いだから、、、、、
「今日こそは勉強する!!!」と意気込んだけれど、先延ばしにしていませんか?
モチベーションによって「勉強するか」「勉強しないか」を決定するのはよくありませんが、実際戦っている人は多いと思います。
効果的な対策方法4選
- 通信講座などに課金する
- 問題集を周回する
- 学習時間は先取りする
- 学習のハードルを下げる
通信講座などに課金する
理由としては、一番手っ取り早く基礎知識を頭に入れれるからです。
今はYouTubeでも解説動画がありますが、通信講座の方がおすすめです。
なぜかというと、分からないところを質問できるからです。
さらに、
- テキスト
- 問題集
- 解説、講義動画
- 模擬試験
上記のサービスがついてくるにも拘わらず、試験月に申し込むとどこの通信講座でも1万円程度で受けることが可能です。
申し込んでカリキュラム通りに勉強するだけで、基礎知識は間違いないです。
問題集を周回する
理解している状況を作ったら、次は出来るようになるために繰り返し1つの問題集を解きましょう。
目安は問題を覚えるくらいです。簿記3級の仕分けはある程度パターンがあります。
項目ごとにパターンを身に着けるためには、問題集を周回するのがうってつけです。
ただ、1つ注意点があります。
答えの数字を思えるのではなく、仕分けのやり方を覚えるようにしましょう。
学習時間は先取りする
翌日の勉強する時間を決めましょう。
一番いいのは朝です。かつ決まった時間にしておくと習慣化しやすいです。
習慣に出来ると強いです。
勉強しないと気持ち悪い状態になります。
したがって、どんな状態になろうとも勉強をすることが出来ます。
学習のハードルを下げる
モチベーション対策になります。
例えば「席に座ってテキストを開くのみ」などです。
「そんな簡単なことでいいの?」と思うかもしれません。しかし、勉強するという新しいことを習慣化することは非常に難しいです。
最初から「1日3時間勉強する」と高い目標を立てるのは素晴らしいことです。
しかし長続きはしないでしょう。高い可能性で継続できまくなります。
したがって、最初はこの程度ならモチベーションに左右されないと思うことを目標にして、学習完了のハードルを下げましょう
継続できて来たら「テキストの最初の行を読む」「練習問題を1問を解く」徐々にレベルアップしていきましょう。
本当に頭が悪いか?
誤解されがちな自己評価
簿記3級の学習でつまずくと、多くの人は「自分は頭が悪いのではないか」と自己評価を下げてしまうことがあります。
しかし、実際に自己評価は必ずしも正しいわけではありません。
簿記の概念や仕訳を初めて学ぶ際には、多くの人が同じように苦労します。
単に新しい知識を吸収し、理解するための時間が必要なだけなのです。
頭の良さと勉強の成果の関係
頭が良いとは一般的に、新しい情報を素早く理解し、応用する能力を指します。
簿記の学習においては、この能力だけが重要ではありません。
むしろ、勉強の成果を上げるためには、以下の要素が重要です。
- 忍耐力:新しい概念や仕訳の理解には時間がかかるため、根気強く学び続ける。
- 計画性:効率的に学習を進めるためには、計画を立てて管理する。
- 適応力:学習方法を柔軟に変更し、自分に最適な方法を模索する。
- モチベーション:学習を続けるための動機付けが強いと、困難を乗り越えやすい。
上記の要素が揃うことで、たとえ「頭の良さ」が平均的であっても、簿記の学習において高い成果を上げることができます。
実際、多くの成功者が証明しているように、粘り強く計画的に学び続けることで、簿記3級のような難しい試験にも合格することが可能です。
したがって、自己評価にとらわれず、学習を進めることが大切です。
まとめ
当記事では「【あなたの学習は大丈夫?】簿記3級が理解できない理由は頭悪いからではない!!理由と対策を解説」について解説していきました。
【簿記3級が理解できない本質的な3つの理由】
- 基礎知識の不足
- 学習時間が確保できない
- モチベーション不足
【効果的な対策方法4選】
- 通信講座などに課金する
- 問題集を周回する
- 学習時間は先取りする
- 学習のハードルを下げる
確かに頭がいいことに、越したことはありません。
しかし、
- 忍耐力
- 計画性
- 適応力
- モチベーション
地頭良さをカバーできる、要素はあります。
あきらめず、計画的に継続して簿記3級の合格を目指しましょう!!
以上参考になればうれしいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
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